カブス・ダルビッシュ有投手が今季2度目の先発マウンドに上がり、4回0/3を被安打5、2奪三振、4四球の3失点で今季初黒星を喫した。最速は95マイル(約152・9キロ)だった。

ダルビッシュの主な一問一答は以下の通り

-前回登板と比べて内容が濃かった

ダルビッシュ 真っすぐは言うほどまだ感覚はよくないかな、というのはありましたけど、カッターが特に、すごくよかった。カーブでも1人アウトを取れたし、いいスプリットも投げられた。いい球はあった。ただ、2ストライクを取った後に2人ぐらい自分の中でもミスだと思ったボールを投げてしまった。そこがちょっと反省点です。

-前回登板後、精神的にも技術的にも修正したいと言っていた

ダルビッシュ マウンドに行ったらちょっと難しいですね。もっと根本的な何かがあるはず。自分の中で具体的に見つけたと思っても、どうしても気持ち悪さはなかなか抜けない。そこをまた明日から。

-数字以上の内容。ボール球でも空振りを取っていた

ダルビッシュ カッターがちょっと斜めというか。特にそう意識して投げているわけではないんですけど、17年は落ちるカットを投げようとしていて、なかなか振ってくれなかった。今はめちゃくちゃボールでも振ってくれるから、ちょっと自信になりました。

-5回は先頭二塁打から四球で降板

ダルビッシュ 4回ぐらいから雨がずっと降っていて、マウンドというか土質が。スパイクに全部付いてしまって、運動靴で投げているようになってしまった。そこでアジャストするのが難しくて段々ボールもぬれてきて。そこでちょっと最初、(先頭の)インシアルテに真っすぐが投げづらかった。スライダーを置きにいった球を打たれた。その後、力んだら真っすぐが抜けて…。

-マドン監督は「いい投球だった」と言っていた

ダルビッシュ あれでいいピッチングと言われても、自分の中では納得いかない。もっとちゃんとやらないといけない選手なので。次こういう結果を残したら誰も話しかけてくれない、というぐらいの(覚悟の)ピッチングを常にやっていきたい。

-もうちょっと投げたかった

ダルビッシュ もちろん。交代は頭の中でゼロだったので。次はフリーマン、アクーニャ。フリーマンへの対策じゃないけど、こうやって投げたらゴロアウトが取れるんじゃないかというのは頭の中にあった。アクーニャも絶対僕に合っていないと思っていた。そこを考えていて、守備を代えたいんだなと思ったら、いきなり(監督に)「グッジョブ」と言われたから、どういうことやろう、と。最初は言っていることの意味が分からなかったからビックリしました(苦笑い)。

-まだモヤモヤした状態が続いている

ダルビッシュ そうですね。人って投げるのも打つのもスカッとしたいものだと思う。それが、ずっと詰まっている状態とか、先っぽで打っている状態になっている感じ。ずっと気持ちが悪いのはあります。

-次回に向けて前向きになれる内容ではあった

ダルビッシュ はい。カッターをあれだけ振ってくれるというのが分かった。真っすぐの感じがよくなくても、ボール球でカッターを投げれば振ってくれるのは大きなこと。右打者にもカッターを投げましたし、スライダーもよかった。今日はいろんないいところはあったと思います。