エンゼルス大谷翔平投手(25)が、8回の第4打席で三塁への内野安打を放ち、今季24度目のマルチ安打をマークした。

メジャー1年目は104試合の出場で23度。2年目は73試合で昨年のマルチ安打の回数を超えたが、「安打も大事ですけど、四球も大事ですし、いろいろな仕事があると思うので。ヒットを打つだけが仕事ではないので、その場その場でその仕事ができれば、いい1日になるんじゃないかなと思うので、そういう1日を増やしたい」と冷静に振り返った。

この日の1本目は、2打席無安打で迎えた第3打席。6回1死一塁から右腕プルッコの外角直球を捉え、左翼線ギリギリへ運ぶ二塁打。チャンスを広げ、その後の得点につなげた。

8回も1死一塁から、左腕O・ペレスの内角直球に詰まりながらも三塁へ転がし、全力疾走で内野安打とした。チャンスを広げ、再び得点の起点となった。

4打数2安打で打率を2割9分2厘に上げたが、チームは完敗。3連敗で貯金がなくなり、勝率は5割に戻った。大谷は「負けているので、皆ヒットは出ていますけど、つながらないという感じじゃないかなと思います」と唇をかんだ。