カブスのダルビッシュ有投手(33)が、メッツ戦に先発し、日米通算2500奪三振をマークした。

立ち上がりから打たせて取る投球が続き、この日初めて奪った三振は3回、相手投手ストローマンからだった。4回に強打の新人アロンソにメッツ球団史上、最多本塁打記録更新となる42号ソロを献上。5回には先頭の8番フレージャーに四球を与え、連続無四球登板は5試合で途切れたが、6回最後の打者デービスからこの日4つ目の三振を奪い、メジャー通算1250奪三振、日米通算2500奪三振となった。

マドン監督は試合前、最近のダルビッシュの安定感を称賛し「彼自身も自信をつけてきている」と目を細めた。チームは現在3連敗中と苦しい時期にあり、さらに今季は敵地で負け越すシリーズが多い。この日の試合前も、エプスタイン編成本部長と同監督がメディアに囲まれ、なぜ敵地で勝てないのかという質問を浴びた。ポストシーズン進出のためにも、敵地克服が大きな課題となっており、この遠征初戦のダルビッシュ先発に大きな期待がかかっていた。

味方打線は5回にラッセルが2ラン、6回にバエスが2ランを放つなど、援護。ダルビッシュは8回5安打1失点の好投で7三振を奪い、5勝目(6敗)を挙げた。