エンゼルス大谷翔平投手(25)が、13日(日本時間14日)にロサンゼルス市内で左膝の二分膝蓋(しつがい)骨の手術を行うことが発表された。

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選択肢には、シーズン後に手術を行うこともあった。しかし、10日の試合後にチームのプレーオフ進出の可能性が消滅し、来季を見据えた戦いにシフトチェンジするタイミングで、大谷の手術が決まった。

大谷はスイング時の後ろ足(左足)のキック力が強い。下半身から上半身にパワーを伝えるために重要な箇所でもある。6日のホワイトソックス戦後には、左膝の周りに赤みがあった。アイシング治療の直後だったためだろう。打球速度やスピードに変化はなかったが、後半戦に入って長打率が下がるなど、徐々に影響は出てきていた。

万全なら投打で活躍できる能力は証明している。早期の手術は、二刀流の完全復活を期する来季の開幕を不安なく迎えるための決断。そこにかける本気度を示している。【MLB担当=斎藤庸裕】