ヤンキース-アストロズの組み合わせとなったア・リーグ優勝決定シリーズ(7試合制)は、12日(日本時間13日午前9時8分開始予定)からアストロズの本拠地ミニッツメイドパークで開幕する。ヤンキースの先発は、地区シリーズ第2戦でも好投した田中将大投手(30)に決まった。ブーン監督が正式に発表した。また、アストロズの先発は右腕グリンキーと発表された。

同じ顔合わせとなった2017年の同シリーズでは、ヤンキースが先に王手をかけながら第6、第7戦で連敗。あと1歩でワールドシリーズ出場を逃した。練習前、公式会見に臨んだ田中は「17年に同じ舞台を経験しているので、盛り上がりというものを想像できるというか、経験していることはまったく経験がないよりは大きいと思います。そういう状況、雰囲気の中でも自分らしく、自分の投球をすることにしっかりフォーカスしていけば大丈夫だと思います」と、落ち着いた表情で抱負を語った。

また、重圧のかかる敵地での初戦について、「逆にそこをゲーム1(第1戦)で取ることができたら、また勢いに乗れるんじゃないかと思うので、何としても勝ちにつながる投球はしたいと思います」と、力強く語った。