ヤンキースが、20日に解雇したジャコビー・エルズベリー外野手(36)の残り年俸2600万ドル(約28億6000万円)を払わない方針だと米メディアが伝えた。

同外野手が、球団の承認を得ない医療機関の治療を受ける契約違反をしたことが理由。選手会は異議を唱え、調査すると表明した。

エルズベリーはレッドソックスで活躍。13年オフに7年1億5300万ドル(当時のレートで約153億円)でヤンキースと契約した。しかし18年8月に左臀部(でんぶ)の関節鏡視下手術を受けたエルズベリーは、その後さまざまなケガに悩まされ、17年のア・リーグ優勝決定シリーズ第4戦で代走として出場したのを最後にメジャーでプレーしていない。

通算成績は1235試合に出場し1376安打、104本塁打、343盗塁、打率2割8分4厘。レッドソックス時代の08、09、13年には盗塁王に輝いている。

キャッシュマンGMは「現状を鑑みて、健康状態を考えると彼はこのポジションの選手とはならない」と述べていた。