メジャーリーグ公式サイトは、同一オフシーズンに複数の大物フリーエージェントを獲得したチームを過去の歴史から15個ピックアップ。その中に田中将大投手を獲得した2013年オフのヤンキースも含まれた。

ヤンキースはこの年、日本からメジャー挑戦を表明した田中と7年1億5500万ドル(約169億8000万円)で契約。さらに同地区ライバルのレッドソックスからジャコビー・エルズベリー外野手を7年1億5300万ドルで引き抜き、ブレーブスからはブライアン・マキャン捕手を5年8500万ドルで獲得した。

結果的にヤンキースは翌14年のプレーオフ進出こそ逃したものの、15年からの5年間は4度のプレーオフ進出。田中は現在もチームの主力として活躍しているが、エルズベリーは相次ぐ故障や不振で戦力として機能せず、今オフに2600万ドルの契約を1年残しながら解雇されている。

なお同サイトではほかに、ブライス・ハーパー外野手と13年3億3000万ドルで契約するなどした昨オフのフィリーズや、後にいずれも殿堂入りするノーラン・ライアン投手とジョー・モーガン二塁手を獲得した1979年オフのアストロズなどをラインナップに入れている。