来季、二刀流で復活を目指しているエンゼルス大谷翔平投手(25)についてジョー・マドン監督(65)が9日(日本時間10日)、登板日にDHを解除するリアル二刀流プランを視野に入れていることを明かした。

MLBウインターミーティングの開幕初日、各球団による監督会見に登場。日本ハム時代に大谷が登板時にDHを解除して起用されたことについて、マドン監督は「当然(考えていく)だろう」と繰り返し、起用プランの1つであることを強調した。

大谷はメジャー1年目の昨季、中6日で先発。登板前後は休養日とされ、登板間の4日間でDH起用というスケジュールが基本だった。同監督は大谷の打撃力を「彼はもちろん、打つ必要がある。それほど、いい(打者)」と高く評価した上で、登板時のDH解除について、「そうすれば年間、もう50打席、立てる」とアドバンテージを挙げた。

また、エプラーGMによれば、手術を受けた左膝のリハビリを進めていた大谷は今月2日からブルペンで投球練習を再開。この日は、メッツの前監督だったキャラウエイ投手コーチも見守る中、ブルペン投球を行ったという。順調なら、12月中旬から下旬ごろにかけて、投球プログラムを終える予定だ。