レッズ秋山翔吾外野手(31)が18日(日本時間19日)、初のメジャーキャンプで軽快な動きを披露した。アリゾナ州グッドイヤーの施設でキャンプイン。野手組とともにウオーミングアップ、キャッチボール、守備練習、フリー打撃などのメニューをこなし、約2時間、汗を流した。

全体練習を終え、「いい緊張感で、いい練習ができた。いよいよ始まったなというほど構えに構えて入ったわけじゃなかったので。しっかり動けましたし、よかったなと思います」と充実した表情を見せた。

仲間の助けもあり、スムーズに練習を進められた。9年間のプロ経験があるとはいえ、メジャーでは初めてのキャンプ。「こういう動きをするという内容までは(メニューに)書いていないですし。そういうのに合わせられるかどうかという不安はありました。あとは、キャッチボール相手がちゃんと見つかるかどうかっていう…」と心配していたことを明かした。

だが、キャッチボール前にグラウンド間を移動する際に、同じ外野手のシェブラーから声をかけられ、「それは本当に、救世主が登場しました」と笑顔で振り返った。

フリー打撃では合計33スイングで、中堅から左方向へライナー性の打球を飛ばすなど持ち味を発揮。「あっちに打球が飛んでいるのは悪い打ち方じゃないと思うので、続けていければいい」と前向きに話した。

初日を無事に終えたが、オープン戦は4日後の22日から始まる。「すぐに実戦に入るので、慣れるとかそういう時間はないので。これをやるっていうものに対してなるべく、練習を含めて、いいパフォーマンスを出せるようにしたい」と意欲的だった。

 

○…レッズの広報兼通訳のルーク篠田氏も大忙しだった。秋山の動きを見守りながら、必要に応じて練習メニューの詳細を伝え、室内での打撃練習の補助も担った。同氏によれば、チームには「親日の選手が多い」という。昨年キャンプではヤンキース広報、シーズン中はエンゼルスでインターンとして広報部に所属。田中や大谷ら日本人選手と関わった経験を生かし、秋山をサポートする。