レッズ秋山翔吾外野手(31)が「1番中堅」で出場し、3打数1安打の結果だった。オープン戦の打率は4試合で12打数3安打の打率2割5分となった。

1回表に中堅の守備でいきなり見せ場が訪れた。パドレスの左打者アルモンテの打球は左中間へ。秋山は全速力で追いかけ、ダイビングしたが、わずかに届かなかった。「あれを捕る、捕らないというのが外野手の見せ場、信頼につながってくる。プレーボールの一発目だったので、チームの士気や雰囲気がお互いに上がったり下がったりする。いけると思ったんですけどね」と悔しがった。

結果的に左中間を抜ける三塁打となり、1回の失点につながった。ベンチに戻ってコーチ陣から「積極的なプレーはいい」と声は掛けられたが、「もうちょっとポジショニングとか、ボールまでの寄り方というのを考えるというか、質が上がるようにしたい」と気を引き締めた。

打撃では2打数無安打で迎えた第3打席、5回1死一塁から中前打をマーク。初球を積極的にスイングし、チャンスを広げた。「良い当たりじゃなかったですけど、2打席凡退して、次どうやって入ろうかなと。ピッチャーの持ち球を見ながら、どう対策するか、どう体を動かすかをイメージしていたのが結果につながった。いい方に捉えたい」と前向きに話した。開幕へ向け1歩1歩、改善を重ねる。【斎藤庸裕】