アスレチックスOBで、昨季は同球団の傘下1Aで監督を務めたウェブスター・ギャリソン氏(54)が、新型コロナウイルスに感染して入院し、人工呼吸器を装着した状態にあることが分かった。

ギャリソン氏の婚約者が3月30日の夜にソーシャルメディア上で明らかにしたもので、同氏は人工呼吸器を外せない状態が続いているものの、闘いを諦めていないとコメント。「容体の悪化はみられません。生きるために闘いを続けています」と綴り、「それなのにわたしはそばにいることすらできません」と、悲痛な胸の内を語った。

アスレチックスで1996年にメジャー5試合に出場したギャリソン氏は、昨季ストックトン・ポーツを指揮。今季は若手の有望株が集まるアリゾナ秋季リーグでチームを率いる予定となっていた。

アスレチックスは先週末、個人名は挙げず「マイナーリーグのスタッフが新型コロナウイルスで陽性反応を示し、入院」との声明を発表していた。同球団は31日、そのスタッフに関する新たな情報はないとし、球団内でそのほかに陽性反応を示したスタッフはいないと述べていた。(AP)