外出禁止令が続く米ロサンゼルスに滞在中のレッズ秋山翔吾外野手(32)が、自宅で遊べるゲームを紹介する第3回は「ゴブレットゴブラーズ」です。

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自主トレを続けながら、通訳のルーク篠田氏との共同生活を続ける日々。同氏とは出会ってまだ数カ月だが、お互いの性格を理解する上でもゲームが役立っているという。「ルークは負けず嫌い。超短気だからやってて面白い。演技派だなと思うこともあります」。

誰もが幼い頃やったことがある「◯×ゲーム」の進化版とも言われる「ゴブレットゴブラーズ」は、シンプルながらも戦略性があり、奥が深い。「パッケージやフォルム的にお子さんが慣れやすく、絵柄もオバケっぽくてかわいいですね」。対象年齢が4~5歳頃からと基本的なルールがシンプルだけに、圧倒的に勝つこともあれば、完敗することもある。「負けるのがしっくりこないのが、このゲーム。だから、めっちゃ悔しい時があるんです」。

秋山に“負けず嫌いの超短気”と評されたルーク氏は、ゲームを通して、秋山の勝負師としての顔を再認識した。「やっぱりアスリートだなと。勝つことが大事。野球にも戦略がいっぱいありますし、打席に立って配球を読むのと同じで、先読みをする」。幼児でもできるゲームで熱くなる2人。“負けず嫌い選手権”は、まだまだ続く。

◆「ゴブレットゴブラーズ」

「◯×ゲーム」をベースにしたゲームで、直線上に3つの自分のコマを並べると勝ち。ただし、2色のコマは大中小の3サイズがあり、相手のコマにかぶせることも可能。また、ボード上に1度置いたコマを動かすこともできる。シンプルだけに、幅広い年齢層でプレーできる。