米カリフォルニア州のニューソム知事が、6月の第1週頃から無観客でスポーツを再開できる可能性があるとの見通しを示した。18日(日本時間19日)、定例会見で明かした。

米大リーグ機構(MLB)は7月の第1週に開幕を目指しており、各チームの本拠地の使用については、各州に従う方針を示していた。ニューソム知事の見通しにより、大谷翔平投手(25)が所属するエンゼルス、ドジャース、パドレス、ジャイアンツ、アスレチックス、5球団のチームが6月上旬から本拠地を使用できる可能性が出てきた。

またESPNによれば、テキサス州知事は5月末にも無観客でのスポーツを再開できる可能性を示唆。さらに、ニューヨーク・ポストによると、ニューヨーク州のクオモ知事も無観客でのスポーツ再開へ向け、改めて協力姿勢を示した。

米国では17日の時点で新型コロナウイルスの感染者が153万人、死者は9万人を超えている。厳しい状況が続いているが、ニューソム知事らの前向きな見解は、メジャー開幕へ向けて追い風となりそうだ。