ジャイアンツで長期にわたって活躍し、1967年にサイ・ヤング賞を受賞したマイク・マコーミック氏が死去したことが分かった。同球団によれば、マコーミック氏は長年パーキンソン病を患っており、13日にノースカロライナ州の自宅で亡くなったという。81歳だった。

マコーミック氏は17歳だった1956年に、当時ニューヨークに本拠を構えていたジャイアンツに入団。23歳になる前に史上最速で50勝に到達し、その記録は1986年まで破られることはなかった。1963年に退団し、2球団を経て67年にジャイアンツへ戻ると、その年に22勝10敗を挙げてリーグ最多勝利を記録。防御率2・85をマークして球団史上初のサイ・ヤング賞受賞者となった。

ジャイアンツのラリー・ベアー球団社長兼CEOは「真の紳士であり、永遠のジャイアントであるマイク・マコーミックの逝去を受け、深く悲しんでいる。1958年にサンフランシスコ・ジャイアンツとなった球団の創設メンバーとして、マイクは西海岸で野球の地位を確立させ、60年代の伝説のチームで主要な役割を果たしてくれた」と追悼した。(AP)