【アナハイム(米カリフォルニア州)19日(日本時間20日)=斎藤庸裕】エンゼルス大谷翔平投手(26)が、抜群の修正力を見せた。紅白戦に登板し、5イニング相当、73球で5安打無失点6奪三振。四球は4つで、前回のストライク率40・6%から61・6%と大幅に改善し、直球の球威も増した。メジャー復帰マウンドは中6日で開幕3戦目、26日(同27日)のアスレチック戦となる予定。右肘のトミージョン手術から1年10カ月。次回登板でいよいよ、二刀流復活となる。

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--再開後、調整期間が3週間しかなかった

大谷 みんなそれは同じだと思う。個人的にはオフシーズンもそこまで抜くっていう感覚ではないですし、1日1日うまくなるために練習している感じ。どのタイミングでも、今日より明日が打てるようになっている、投げられるようになっているっていう感覚でいたいと思っていたので、特に短かったからっていうのはないかなと思います。

--今年、60試合のシーズンで特別な思いは

大谷 特別ではありますけど、60試合だからというよりは、復帰するシーズンなので、そういう意味では、ちょっと心の持ちようは違うかなと感じてます。

--準備という意味ではいつもと同じか

大谷 気持ち的にはどのシーズンもやっぱりベストのシーズンにしたいという気持ちで入るので、その気持ちは変わらない。

--打者としての仕上がり具合はどうか

大谷 ボールも見えてますし、その中で何本かヒット、ホームランも1本出ましたけど、そんなに出過ぎてないのもすごくいいかなと思います。