エンゼルス大谷翔平投手(26)が、アスレチックスとの開幕戦に「3番DH」で出場し、第1打席に今季初安打を放った。

1回1死一塁で、カウント3-1からの5球目、外角96マイルのツーシームを中前に運んだ。安打を放ったのは、左膝手術に踏み切る前の昨年9月11日インディアンス戦で放ったソロアーチ以来。また、開幕戦での安打はメジャーデビューを飾った18年3月29日のアスレチックス戦以来で、2年前も第1打席で右前への安打を放った。

第2打席は3回1死一塁。カウント2ストライクからの3球目、外角96マイルのシンカーを打ちにいき、遊ゴロに倒れた。5回1死一塁の第3打席も、初球打ちで遊ゴロで凡退した。

第4打席は8回の先頭打者で迎え、左腕ディークマンの94マイル(約151キロ)の外角直球を捉えた。逆方向への流し打ちで、角度よく左翼へ上がったが、惜しくもフェンス越えはならず、左飛に倒れた。

第5打席は9回2死満塁。勝ち越しのチャンスで打席に入った。6番手のヘンドリックスに対し、2ストライクからの低めスライダーに手を出し、空振り三振。チャンスを逸した。

大谷は18年に右肘のトミー・ジョン手術を受け、昨季は打者に専念。今季は2年ぶりの二刀流復活を目指す。今季初登板は26日午後1時10分(日本時間27日午前5時10分)の敵地アスレチックス戦を予定している。

▼大谷が今季初打席で安打。シーズン初打席での安打は日本ハム時代の5年間(13~17年)で1度もなく、大リーグデビューの18年3月29日アスレチックス戦で右前打を放って以来、日米を通じて2度目。