エンゼルス大谷翔平投手(26)が、メジャー自己ワーストの16打席連続ノーヒットとなった。「5番DH」で出場し、9回1死の第5打席で二ゴロに倒れ、16日のドジャース戦の第1打席で右前打を放って以来、16打席連続で無安打。ゴロアウトが多く、タイミングが合わない状態が続いている。

第1打席は1回2死一塁、右腕ガウスマンと対戦。カウント2-2からの5球目、ストライクゾーンから外角へ外れるスプリットにタイミングが合わず、引っ張った当たりのゴロで凡退。一、二塁間に守備位置を変更していた三塁手に捕球され、三ゴロとなった。

第2打席は3回2死一塁。初球、95・6マイル(約154キロ)の甘い直球はファウルで、続く2球目の内角高めの直球は空振りし、2球で追い込まれた。1ボール2ストライクからの5球目、内角直球に手が出ず見逃し三振となった。

第3打席は5回1死一、二塁からガウスマンとこの日3度目の対戦。3球で追い込まれると、5球目、外角高めのボールゾーンに外れた直球に手を出し、空振り三振を喫した。

6点を追う7回1死三塁の第4打席は3番手の右腕S・アンダーソンの外角低めスライダーにバットを合わせ、投手へのライナーでグラブをはじいたが、投ゴロとなった。

9回の第5打席の凡退でメジャーワーストの16打席連続ノーヒット。現状はストライクの投球に対してファウルや見逃しで追い込まれ、ボールゾーンへ外れる誘い球に手が出る状態。投打の二刀流で開幕し、打者専念となったシーズンで再び試練が訪れている。

▼大谷が今季初の5打数無安打で通算16打席連続無安打。連続打席無安打では18、19年に各1度記録した15打席を更新する大リーグ自己ワーストとなった。日本ハム時代の最長は13年の18打席連続。