エンゼルス大谷翔平投手(26)が「5番DH」で出場し、第2打席で22打席ぶりの安打となる逆転5号3ランを放った。

2点を追う3回1死二、三塁、アスレチックス先発のモンタスと対戦。カウント2-1からの4球目、95・3マイル(約153キロ)の真ん中高めシンカーを捉え、中堅スタンド左へ運んだ。

今季5本の本塁打で打球速度111・3マイル(約179キロ)は最速、飛距離439フィート(約134メートル)も最長だった。

前日22日は3打数無安打で、4試合連続のノーヒット。16日のドジャース戦の第1打席で右前打を放って以来、20打席連続の無安打となり、プロ1年目、日本ハム時代の自己ワースト18打席連続を上回った。

この日も第1打席でタイミングを外されて空振り三振を喫し、苦しむ打席が続いたが、センター方向への豪快な1発でようやくトンネルを抜け出した。味方ベンチからは仲間の喜ぶ声と拍手が送られ、ホームインした大谷も笑顔を見せた。

第4打席では左腕ディークマンから右前打を放ち、8月11日のアスレチックス戦以来、9試合ぶりのマルチ安打をマークした。

▼大谷の今季5号は飛距離439フィート(約134メートル)を記録し今季最長。自身最長は18年4月6日アスレチックス戦の449フィート(約137メートル)で、439フィートは大リーグ通算45本塁打の中では7番目になる。日本選手の通算本塁打5傑は(1)松井秀喜175(2)イチロー117(3)城島健司48(4)大谷翔平45(5)井口資仁44。井口を抜いて単独4位となり、3位城島へあと3本。