カブスのダルビッシュ有投手(34)が、7回6安打1失点1四球10奪三振と力投し、今季5勝目(1敗)をマークした。

2回には、前日の試合で3打席本塁打を放った4番アブレイユに先制ソロを浴びたものの、その後は丁寧な投球で追加点を許さなかった。

6回には、カブスがシュワバーの2ランで逆転に成功。勝利投手の権利を得て交代した。

最速は98マイル(約158キロ)

球数は103球。

2桁奪三振は今季2回目。

防御率は1・70。

5連勝を飾ったダルビッシュは、右打者が並ぶホワイトソックス打線の対策としてスライダーの球速が上がるように修正。「カッターとスライダーの見分けが付かないようにした。(本塁打の球は)悪い球ではなかった。すごく調子のいい打者なので、だれが投げても本塁打になるからと思って、切り替えたのが良かった」と振り返った。

また、現在の状態については「去年の後半よりもいいですね。全体的に球速が上がってる感じがするし、いろいろな球種をより操れるようになっているから、いろんな引き出しが今はあると思います」と話した。

○…ホワイトソックスの主砲アブレイユが2回にダルビッシュから先制ソロを放ち、前日から4打数連続本塁打でメジャー記録に並んだ。第2打席は二ゴロに倒れたが、それでも同一カード計6本塁打は球団新。ただ、好調のダルビッシュを前にチームはこの1点のみ。アブレイユは「彼が素晴らしい投手であることは誰もが知っている。多くの経験と、いい球を持っている」と脱帽した。