エンゼルス大谷翔平投手(26)が、試合前にメジャー3年目の総括を行った。

18年10月1日に右肘のトミー・ジョン手術を行い、約1年10カ月のリハビリを経て今季は開幕から二刀流でスタート。右腕の屈筋回内筋群の損傷で2試合の登板に終わり、0勝1敗、防御率37・80の結果となった。その後は、打者でも不振が続いた。

大谷の主な一問一答は以下の通り。

-今シーズンの打撃面について、自己評価すると

大谷 もちろん、いい年ではなかったですし、改善点、課題はあると思うので、毎年そうですけど、オフシーズン、取り組んでいきたいと思います。

-特に取り組んでいこうと思っていることは

大谷 一番は距離感かなと思いますかね。ボールと、ピッチャーとの。

-今年は試合中にビデオで打席の映像確認できなかった。それがどれほど影響したか

大谷 個人的には見る人なので、実際に見送ったボールがどのコースだったのか、自分がどういう風に打っているのかもそうですし、できればそういうのを見たいなと思っているのかなと思います。

-映像の確認について、来季も同じ条件になるか分からないが、対策は

大谷 できないものはしょうがないので。慣れるしかないとは思いますね。

-投手に関して。18年シーズンのように投手として出来る自信はどれほどあるか

大谷 まずは不安なく、しっかり投げるというのが最低条件だと思うので、そこ次第かなと思います。

-今年のシーズンを戦った上で、今どんな感情があるか

大谷 結果的にポストシーズンには行けなかったので、悔しさの方が大きかったと思いますか。

-その中で、新たな発見はどういうものがあった

大谷 技術的な部分が大きいかなと思いますね。足りない部分がやっぱり、あるんじゃないかなと思いますね。これというのはここで言うことではないとは思いますけど。

-60試合のシーズンで、楽しさは感じられた

大谷 楽しさというか、課題もありますし、それは1個1個、毎年毎年、つぶしていくというのはその通りかなと思います。

-打撃で良くなった感覚があっても、続かなかった。今、課題は明確に見えているか

大谷 何をやれば確実に良くなるというのは誰も分からないので、それも1つ1つ試しながら、練習の中からいい感覚というのを自分なりに選んでいくというのは一番、大事じゃないかなと思います。

-来季に向けたポジティブな部分は

大谷 確かな手応えというか、良いところ悪いところは必ず毎年あるので、いいところはいいところで、悪いところはその分、伸びしろがあるので、いいんじゃないかなと思います。