巨人菅野智之投手が期限切れ間際まで交渉を続けたパドレスの地元紙、サンディエゴ・ユニオントリビューン電子版は「パ軍は日本のスター投手を獲得できなかった」と題し、契約不成立を大きく報じた。

パ軍は12月下旬にダルビッシュと左腕スネルのエース格2人をトレードで獲得し、複数の米メディアやデータサイトでMLBのNO・1先発ローテ陣と高い評価を得ていた。同紙は、それでもパ軍が菅野の獲得に動いた経緯を紹介。「パ軍にとって菅野獲得は、今オフの最優先事項の1つだった」とし、ダルビッシュらを獲得後、いったんは撤退モードとなり、交渉期限の数日前から再び交渉が活発化したと伝えた。「木曜午後(日本時間8日朝)の期限ぎりぎりまで、契約を目指して交渉していた」という。

MLB公式サイトも菅野の契約不成立の記事を掲載し「菅野の交渉期限が切れ、FA先発投手のトップの1人が市場から姿を消した。菅野は21年はMLBでプレーしない」と報道。CBSスポーツ電子版は「日本のエース菅野は日本に戻ることになったが、オフに再びFAとしてMLB移籍の可能性はある」と伝えた。