ヤンキースからFAになった田中将大投手(32)が古巣楽天と契約合意したことを受け、複数の米メディアが28日、田中のこれまでの活躍や功績を振り返る記事を掲載した。

MLB公式サイトは「大舞台での強さや試練を乗り越える選手としてファンの記憶に残るだろう」とたたえ、14年4月2日(ブルージェイズ戦)のヤンキースでのデビュー戦や97球で完封勝利した17年4月27日(レッドソックス戦)での登板などを「記憶に残る試合」として紹介。地元紙ニューヨーク・ポスト電子版は、7年総額1億5500万ドル(約163億円)の契約を「一銭たりとも無駄ではなかった」とし、ヤンキースの歴代FA契約では94年最多勝のジミー・キーやオーランド・ヘルナンデスらと同様の成功を収めたとした。

一方、地元紙ニューヨーク・タイムズ電子版は「期待に応えられなかった」などと批判的な内容の記事を掲載。ファンからSNS上で大バッシングを浴び、田中の人気度の高さをうかがわせた。