MLB公式サイトが、今季の先発ローテーションで最も強力と見込まれているのはヤンキースだと紹介。ただしコリー・クルバー投手をはじめ、「ハイリスク・ハイリターン」な顔ぶれであるとも述べた。

米野球サイト「FanGraphs」の投手ランキングによれば、選手の勝利への貢献度を示すWARの予想値が最も高いのはヤンキースで18・3。以下、2位がメッツ(16・7)、3位がダルビッシュ有投手を加えたパドレス(16・6)、4位がドジャース(14・5)、5位がホワイトソックス(13・4)となっている。

MLB公式サイトは、ヤンキースの投手陣にとって予想値の達成はたやすいかもしれないとコメント。一方で、“エース中のエース”ことゲリット・コール投手を除く投手陣には「大きな疑問符もついている」と懸念を示した。

同サイトはクルバーについて「年齢とケガがちであること」がリスクだと指摘。肩の手術を受ける前から速球のスピードが落ちるなど、下降の兆候があったと述べた。また、2度のトミー・ジョン手術を経験し、2019年5月1日を最後にマウンドに立っていないジェームソン・タイヨン投手にいたっては「球速が戻らないかもしれない。変化球のキレも以前ほどではないかもしれない。不確実な要素が多い」と評している。