父親を含む3人を殺害した罪に問われ、昨年に有罪判決が下った元レイズのマイナーリーガー、ブランドン・マーティン被告(27)に終身刑が言い渡された。

マーティンは2015年、カリフォルニア州南部コロナの父親の自宅で木製の野球バットを用いて父親とおじ、警報システムを取り付けに来ていた男性を殺害。昨年11月に第1級殺人で有罪となった。

マーティンは2011年のドラフト1巡目(全体38位)でレイズから指名を受けた後、マイナーリーグで3シーズンプレーし、計155試合で18本塁打、74打点、23盗塁などを記録。ただし、ドラフト後から不安定な行動が目立ち、薬物使用や規律違反を重ね、レイズから15年3月に放出された。

検察官によると、マーティンは同年9月に精神的な問題を抱え、精神科施設に緊急入院。72時間を経過して退院したが、その数時間後に父親の家に向かい、3人をバットで殺害した。暴力的な被告を父親らが恐れたため、業者が警報システムを取り付けに来たところだったという。(AP)