メジャー4年目を迎えるエンゼルス大谷翔平投手(26)が24日(日本時間25日)、キャンプイン後初めてフリー打撃に登板した。

昨年8月以来となる実戦形式の登板では、延べ打者4人に対し、速球にカーブ、スライダー、スプリットなど変化球を交えながら20球を投げ込んだ。最速は97マイル(約156キロ)を計測するなど、順調な仕上がりを披露した。練習後はオンライン会見に応じ「ある程度(ストライク)ゾーン内に収まってましたし、1回目にしては良かったと思います」と振り返った。

トミー・ジョン手術から復帰した昨季は2試合の登板にとどまり、その後は打者に専念。今季は「常に効率良く投げたい。タイミングが大事だと思う」と、ここまでは主にフォーム固めを意識して調整してきた。一方で、この日は日本時代とは異なる軌道のチェンジアップを試投するなど、新たな武器の習得にもチャレンジ中。「久しぶりに投げて良かった。メインの球になれば」と手応えもつかんだ。

キャンプインして1週間。打者としても連日力強い打球を飛ばしており、二刀流での完全復活へ向けて、まずは上々のスタートを切った。