エンゼルス大谷翔平投手(26)が今季オープン戦初先発のマウンドに上がり、1回2/3を3安打1失点で、上々の投球を見せた。球団によると球場のトラックマンの記録で最速は100マイル(約161キロ)。スプリットには落差があり、合計5三振のうち3三振を奪った。大谷の登板後の主な一問一答は以下の通り。

-登板を振り返って

球数しっかり投げられたのもそうですし、ランナーを背負ったピッチングは実戦しかできないので、そこも良かったかなと思います。

-去年は腕を振り切れていないという話をしていた

最初だったので比較的軽くいこうかなと。特にカウント球は、そういう感じでいったんですけど、最後の方の決めに行く時はやっぱりちょっと引っ掛け気味の、球は力んでいたので。そこはやっぱり実戦ならではというか、最後、決めにいった時にもしっかりといいリリースで投げられるようになれば、もっといいのかなとは思いますね。

-オープン戦で球速は目安になるか

目安にはなるとは思いますね。今日は特にランナーを背負う場面が多かったので、そういう実戦の中でしかできないようなことをフォーカスしてやっていければいい。球速は必然的に上がってくるものなのかなと思ってるので、結果的にそれを目安に考えればいいのかなと思います。

-最速100マイル(約161キロ)。感覚と数値は一致しているのか

決めにいった球なのかな、という感じ。カウントを整えるとか、ファウルを打たせるとか、そういう球のほうが全体的な割合としては多くなってくるので、そういうところの球速と回転効率を上げていけるなら、全然いいんじゃないかなと思います。マックスがいくつだっていう、そこは基準でしかないので。

-スプリットには満足している

スプリットは満足してますね。決め球にしか今日は使わないようにしていたので、カウントからどんどん投げるボールでもいいですし。カウントのスライダーがいまいちだったので、そこが良かった点と悪かった点かなと思います。

-去年の状態と比べて、今年は格段にいいか

いきなり飛び越えて状態が良くなるっていうわけではなくて、良くなって悪くなって、ちょっとずつ上っていくような感覚なので、去年と比較がしにくいのはあるかなと思います。確実に良くなっているんですけど、どのくらいかは、体感としてはわかりにくいかなと思いますね。

-18年や、日本ハム時代の状態に近づいている

近づいてはいると思いますね。日本ハムのときも18年のときも、どういう感じだったのかなっていうのは、思い出しづらい部分はあるんですけど。近づいているのか、どうなのか、術後から良くなっているというのは確実に言えることなので。過去との比較はしづらいかなっていうのはありますね。

-マドン監督が週1回の登板ではなく他の投手と同じように中5日でという話をした。体の負担とか起用法について

実際にやってみないとどういうサイクルで回っていくのか分からないですし、1試合2試合だけで状態が分かるというわけではないので、10試合、20試合投げた時にどうなのかなと。特に後半はそういう感じかなと思うので、その一角としてしっかり投げられればベストだと思いますし、それができるように、望まれてるならするべきじゃないかなとは思います。