レッズ秋山翔吾外野手(32)が今季初のオープン戦に出場した。「1番中堅」で先発し、2打数無安打だった。

1回の第1打席は空振り三振。昨年チームメートだった右腕デスクラファニに対し、カウント1-2からボールゾーンへ落ちる内角低めスライダーに空を切った。

第2打席は3回2死、左腕マギーと対戦。カウント2-1からの外角直球を逆方向へはじき返したが、左飛に倒れた。

メジャー2年目の今季はキャンプイン後の2月26日にチームを離脱。オハイオ州シンシナティに滞在中の夫人が散歩中の公園内で倒木に挟まれる事故に遭い、急きょ秋山も同地へ向かった。その後、3月4日にチームに再合流し、調整を進めていた。

この日の試合に出場後、「2打席なのであっという間に終わったなという感じですけど、久しぶりの試合でチームメートもすごく声をかけてくれて、妻のことも本当に気にかけてくれているので。そんな中で戻ってこれたのはすごくよかったと思います」と冷静に振り返った。

また、課題でもある左腕に対しての打撃については「首脳陣がちょっと注目しているポイントだと思う。(第2打席は)直球ばっかりだったとはいえ、打球方向も当たった感じも、そんなに悪い手応えではなかった」と前向きに捉えた。