エンゼルス大谷翔平投手(26)が、今季2度目のオープン戦に臨み、特別ルールで2回1/3を投げ、6安打5失点、1四球4奪三振の結果だった。

1回、先頭打者のアンダーソンに3球目の93マイル(約149・7キロ)直球を右中間へ運ばれ、いきなり二塁打を浴びた。

無死二塁とピンチを背負ったが、その後は97マイル(約156・1キロ)~98マイル(約157・7キロ)の直球で押し、カーブ、スライダー、スプリットを交えて投球。2番グランダルを二飛に仕留め、昨年ア・リーグMVP打者の3番アブレイユ、4番モンカダを連続三振に打ち取り、無失点で切り抜けた。

2点リードした2回は先頭の5番ヒメネスを二直で抑えたが、6番ロベルトに甘く入ったスライダーを捉えられ、ソロ本塁打で失点。続くイートンにも左中間への二塁打を浴びた。

8番に四球、9番には内野安打で1死満塁のピンチを背負い、1番アンダーソンに高めに浮いたスプリットを捉えられ、左前適時打で同点とされた。

なお1死満塁から2番グランダルを内角に落ちるスプリットで空振り三振に打ち取って交代。球数を考慮し、1度ベンチへ下がった。

特別ルールにより、3回に再登板。先頭打者に二塁打を浴び、三盗を決められて無死三塁とされたが、後続を二ゴロ、三振に打ち取った。ここで再び交代となった。

直球の最速は99マイル(約159・3キロ)をマーク。球数は58球だった。

降板後「2回は最初、特に(腕が)振れていなかったかなと。二、三塁になってからはいいボールがいっていたんじゃないかなと思います」と話した。ここまでの調整具合については「実戦の感覚としてはいい調整ができているのかなと思います」と納得の表情で振り返った。

〇…今オープン戦では特別ルールでイニング途中の交代、再登板が認められている。大谷は2回、ソロ本塁打を浴びた後に1死満塁のピンチを招き、1番アンダーソンに左前適時打を許した。続くグランダルを空振り三振に仕留めたが、この回だけで28球に到達し、球数を考慮して交代。2死満塁からリリーフした投手が押し出しと適時打を浴び、大谷に失点が記録された。その後、再び3回のマウンドに上がった。