野球データ分析サイト「ファングラフス」が14日、エンゼルス大谷翔平投手(26)のリアル二刀流が「チームにとってどれだけプラスになるか」をデータで分析する特集を掲載した。

大谷が同一試合で投打で出場した場合、シーズンを通してチームの得点力が上がるか否かを検証しており、今季20試合に登板し2番の打順で打ったと仮定して試算。大谷はリアル二刀流時に91打席に立つと予測し、その場合の成績を打率2割5分4厘、出塁率3割2分2厘、長打率4割6分9厘、wOBA3割3分1厘、wRAA1・458とした。

これを大谷が登板する試合でプホルスがDHに入った場合と比較。1シーズンで大谷をリアル二刀流で起用すればチームの得点が8増える可能性があるとした。ただしこれには大谷の走塁が計算に入っておらず、走塁のプラスを加えるとさらに得点増が計算できるだろうとしている。

8得点増がどれだけ勝利に結び付くかは分からないが、同記事は「シーズン終盤のアストロズ戦で大谷がリアル二刀流で活躍すれば、大きな価値がある」とし「大谷のリアル二刀流がチームに劇的なアドバンテージを与えないとしても、その華やかさ、派手さはまさに無限大だ」と結んでいる。