ドジャースの左腕クレイトン・カーショー(33)が、怒りと執念の先制押し出しを決めた。0-0の5回2死満塁で打席に入り、カウント2-2から3連続ファウルの後に2連続ボールを選び8球目で四球を選んで先制した。

ナ・リーグ西地区の新ライバル対決でダルビッシュ有投手(34)とカーショーのエースの投げ合いは初回から緊迫した投手戦が続いた。4回裏にパドレスの5番プロファーが振ったバットが捕手の捕球を妨げる場面があり、カーショーが激怒。現地の米記者によるとカーショーがプロファーに向かい「クソなスイングをするな」と怒鳴り、プロファーが「だまれ」と言い返したという。

5回に打席に入ったカーショーは、まだ怒りがおさまらず球審に文句を言う場面も。その直後にダルビッシュから執念で四球を選んだ。

両チームの試合は、前日16日にも死球をきっかけにあわや乱闘となり、不穏な空気が続いている。