右手中指のマメの影響で調整が遅れていたエンゼルス大谷翔平投手(26)が、順調なら20日(日本時間21日)のレンジャーズ戦で登板する可能性が高まった。

17日(同18日)、本拠地エンゼルスタジアムのマウンドで投球練習を行った大谷について、マドン監督は「見てはいないが30球ほどで、非常に良かったようだ。明日、プランを決める。火曜日(20日)が可能性としてはあり得る」と話した。

この日のツインズ戦には「2番DH」で出場する予定だったが、試合開始の約1時間20分前にMLBから延期が発表された。新型コロナウイルスの検査や濃厚接触者の追跡調査の結果、ツ軍で新たにチームスタッフ1人と2選手の陽性反応が判明。2選手のうちの1人は、前日に4番左翼で出場していたカイル・ガーリック外野手(29)だったという。

同選手と同僚のツインズ前田健太投手(33)は試合前の練習ではブルペン投球やランニングなどを行い、元気な姿を見せていた。前日に出場していたツ軍の選手の陽性反応で、相手のエンゼルスに影響が出る可能性もあり、18日(同19日)の試合も延期が決まった。エ軍のチームスタッフや選手らは検査を受け、19日(同20日)から始まるレンジャーズ3連戦に備える。(アナハイム=斎藤庸裕)