エンゼルス大谷翔平投手(26)が、フェンウェイパークの名物グリーンモンスター越えの1発を放った。

2点ビハインドの6回1死、右腕ピベッタのナックルカーブを捉え、最後は右手1本になりながら、左翼スタンドへ運ぶ11号ソロ。高さ11・3メートルの壁、グリーンモンスター越えは松井秀喜でも達成できなかったが、持ち味の左方向への打撃で鮮やかに越えてみせた。試合後の一問一答は以下の通り。

-フェンウェイで初本塁打を打ったことの意味は

大谷 有名なところ(グリーンモンスター)に打てたのはすごい良かったですね。楽しかったですし、風情があって、素晴らしい球場だと思いました。

-元祖二刀流のベーブ・ルースがプレーしていた球場での本塁打

大谷 伝統ある球場なので、ずっと見ていた球場ですし、そこで実際に打つことができたので、それはそれでうれしいなと思いました。

-左翼への本塁打。打撃としていい兆候

大谷 どこにも打てるというのがいい状態だと思うので、センターを中心に引っ張ってもいいし、流してもいいし、ある程度、打球に角度がつけば、いい状態なのかなと思ってます。

-相手の先発ピベッタは今季ここまで調子が良かったが、どういうアプローチで臨んだか

大谷 初球、ボール気味の球を(ストライク)とられたので、ある程度そっち側をケアしながら、広げながらという感じですかね。

-試合前にマドン監督が疲労を考慮して登板日を遅らせると言っていたが、体の疲れはどうか

大谷 多少あるのは仕方ないというか、みんなあるとは思うので、それなりに試合数もこなしてきてますし、予想の範囲内なのかなと思ってます。

-昨日のチーム休養日は大きかった

大谷 ずっと寝ていたので、寝だめはできたかなと思います。

-次回登板。それまで打者で出続けて、登板へ向けて調整していく

大谷 気持ちはそのつもりで。どうなるのかはもちろん分からないですし、それは監督が決めればいいので、いつでもいける準備だけはしたいなと思ってます。