「2番投手」で出場したエンゼルス大谷翔平投手(26)は、6回4安打2失点で降板。6回終了時点でエンゼルスが3-2で1点をリードしており、今季2勝目の権利を得ている。

初回、1番クロフォードに、91・9マイル(約147・9キロ)の直球を右翼席へ運ばれ、いきなり先頭打者本塁打を浴びた。だが続くハニガーからイニングをまたいで4者連続三振。3回にも1死三塁で再びクロフォードに左犠飛を許したが、直球とフォーク、スライダーを組み合わせ6回で10奪三振。今季2度目の2桁奪三振も記録した。

一方バットでは、右腕ダガーと対戦した1回無死一塁の第1打席は併殺打。左腕ザモーラに相手が代わった3回1死の第2打席は四球。左腕サンティアゴと対戦した5回2死一塁の第3打席は遊ゴロと、2打数無安打だった。

投打で同時出場するリアル二刀流は今季5度目(登板は8度目)。リアル二刀流での投手成績は21回1/3を投げ、14安打10失点(自責8)で防御率は3・38。投手専念で登板した3試合の防御率1・80に比べ、失点は多いが、登板時の打者成績は4試合で13打数5安打の打率3割8分5厘、1本塁打、3打点と好成績だった。

▼大谷が10三振を奪って今季2勝目。大谷の2桁奪三振は5月11日アストロズ戦に次いで今季2度目で、メジャー通算4度目。2桁三振を奪って無四死球だったのは移籍後初めてで、日本ハム時代の14年6月18日阪神戦以来、自身3度目となった。また、この日は先頭打者本塁打を打たれたが、メジャーでは18年4月17日レッドソックス戦でベッツ(現ドジャース)に打たれて以来2度目。