MLBが15日、投手が使用する粘着物質の取り締まりを21日(日本時間22日)から始めると、正式に発表した。先発投手は1度の登板で複数回、救援投手はイニング終了時か降板時に審判によるチェックが行われる。粘着性の異物が確認された場合は即刻退場となり、10試合の出場停止処分を受ける。捕手や野手が投手に粘着物質をつけたボールを渡すなどした場合も、処分の対象。2度目の違反発覚はさらに厳しい処分が科され、所属球団もコンプライアンス違反として処分を受ける可能性がある。

違反となる物質は、MLBの野球規則に基づきロジン以外のすべてが対象。速球の回転数増につながる強力粘着物質はもちろん、滑り止めとして暗黙の了解のように使われてきた松やにや日焼け止めローションなども含まれる。