9回表1死満塁から奇跡の1発で、エンゼルス大谷翔平投手(26)が敗戦投手を免れた。「1番投手」でヤンキースタジアム初先発も、2/3回を2安打4四球1死球、メジャー自己ワーストの7失点と大荒れで、1回を持たずにKOされた。

だがチームは大谷以降、6投手のリレーで7回1/3を1失点リレーでしのいだ。打線も9回表、ヤンキースの絶対守護神チャプマンから3四球を選んで1死満塁と攻め、5回にソロ本塁打の3番ウォルシュがこの日2発目を右中間に打ち込むグラウンドスラム弾。8-8の振り出しに戻した。

大谷はまさかの41球で降板で敗色濃厚の展開だったが、42分間と91分間の2度の中断を挟み、日付が変わって午前0時40分を過ぎ、劇的な展開で同点に追いついた。大谷の負けもなくなった。

その後、2死二、三塁から代打レンヒーフォの2点適時打、ウォードの適時二塁打で最終回で7得点。3点を勝ち越した。