エンゼルス大谷翔平投手(26)が、サヨナラのホームインを決めて、寝ころびながら両手を米国の夜空に突き上げた。9回2死二塁から4番ウォルシュの右前適時打で、大きなストライドを生かして足から滑り込んで生還。

息を切らせながら、直後のヒーローインタビューに呼ばれると、まずは感謝の言葉を口にした。「1番投手」として先発した6月30日(同1日)のヤンキース戦では、1回途中7失点で降板するも、打線が逆転。「前回は僕が打たれてみんなが取り返してくれて、今日は何とか自分で取り返したいなという気持ちでいきました」

2打席連続本塁打で両リーグ最速30号に到達すると、四球で出塁した9回は今季12盗塁目の二盗を決めてチャンスメーク。劇的勝利に貢献した。

本拠地の大歓声が止まらない。本塁打量産の秘訣(ひけつ)を問われると「今日はすごくいっぱいファンの人に入ってもらって、すごい気分よく打席に立てた。そのおかげかなと思います」と言って、再び大歓声を浴びた。

大リーグのオールスターにも選出が決定。「特別な選手の証し。すごい興奮してますし、本当に多くの人に投票してもらって感謝してます」。

インタビュアーが「アリガトウ・マタネ」と締めると「ありがとうございました」と答えて満面の笑み。インタビュアーは「アンビリーバブル(信じられない)」と繰り返した。