エンゼルス大谷翔平投手(27)が貴重な決勝打でチームを救った。

7月31日(日本時間8月1日)のアスレチックス戦に「2番DH」で出場し、4打数1安打1打点。3回1死一、二塁の第2打席で、左腕アービンから右中間へ先制の適時二塁打を放った。打球速度110・6マイル(約178キロ)の高速ライナーで3試合ぶりの打点を挙げた。チームはこの1点を守りきり、18年9月9日(同10日)ホワイトソックス戦以来3年ぶりの1-0での勝利を収め、連敗を2で止めた。

同じア・リーグ西地区2位のアスレチックス4連戦の3戦目。2試合連続の完封負けを喫していたが、大谷の一打で21イニングぶりの得点を挙げ、継投でア軍を封じた。プレーオフ争いに踏みとどまるためにも貴重な1点だった。

予定では1日(同2日)の4戦目に大谷が先発予定だったが、同僚が放ったファウルボールを右手の親指に当てた影響で回避。試合前にグラウンドでキャッチボールは行わなかった。2日(同3日)からのレンジャーズ4連戦での登板は未定。状態が整うまで、打者でチームをけん引する。(アナハイム=斎藤庸裕)