エンゼルス大谷翔平投手(27)が、3回の第2打席で14試合ぶりとなる38号2ランを放った。

「1番DH」で出場し、2点を追う3回1死一塁でカウント1-2から82・9マイル(約133・4キロ)のスライダーを捉え、バックスクリーンに同点弾をたたきこんだ。

5月にデビューしたばかりのブルージェイズの先発右腕アレク・マノア(23)は、大谷に2ランを被弾したものの7回途中を5安打2失点と好投。自己最多11奪三振を記録し、今季5勝1敗とした。試合後に大谷との対戦について「エキサイティングだった。4度の対戦で2回抑えたけど、ホームランを打たれたことも、三振を奪ったことも子供に伝えたい」と笑顔で話し、2ランを打たれた場面には「カウント1-2だったこともあり、もっと広くゾーンを使うべきだった。良い打者相手にミスをすると、あのような結果になる」と振り返った。その次の打席では95・5マイル(約153・7キロ)のシンカーで空振り三振を奪った。モントーヨ監督はマノアについて「試合の中でアジャストする能力がある。ホームランを打たれたのは変化球だったと思うけど、次の打席では沈む速球でアウトにした」とたたえた。