オリックスで8年間プレーし、今年5月に退団したカージナルスのブランドン・ディクソン投手(36)が、9年ぶりにメジャーで登板した。2-11の5回に5番手で登板。ソロ本塁打を浴び1回を1安打1失点、1奪三振だった。

2011年にカージナルスでメジャーデビューしたディクソンは、今年6月に古巣とマイナー契約を結び、東京五輪で米国代表の一員として銀メダル獲得に貢献。この日に今季初昇格し、2012年8月28日のパイレーツ戦以来となるメジャーのマウンドだった。

ディクソンは試合前、9年という長いブランクを経てメジャーの舞台に戻ってきたことに感無量の様子で「数日前に昇格を知らされ、ショックだった。昇格を望んでいたが、まさかと思っていた。機会を与えてもらったことに感謝する」と話し「日本でプレーしていた時、自分はここで引退するのだと思っていた。まさかメジャーに戻るとは考えていなかった。今季も日本でプレーするつもりだった」と振り返った。