ホワイトソックスのマイク・ライト投手(31)が、エンゼルス大谷翔平投手(27)に故意にボールを当てたとして退場処分を受けた。審判に抗議したトニー・ラルーサ監督(76)も同様に退場処分となった。

ライトは3-9の9回に登場し、1番マーシュと2番フレッチャーを打ち取った後に大谷と対戦。1球目はファウル、2球目は右脚付近への内角直球を大谷が身体を曲げて回避し、3球目は地面に当たるチェンジアップ。そして4球目、90・4マイル(約145・5キロ)の直球が大谷の右ふくらはぎに直撃した。この死球が故意とみなされ、ライトと抗議したラルーサ監督が退場。14日の同カードでホワイトソックスは3死球を食らっており、その報復とみなされたようだ。

ラルーサ監督は、試合後の会見で「あれは故意ではない。退場理由は筋が通っていない」と異を唱え、退場処分を下したウェルク二塁審判に対し「彼は初戦に原因があると考えているようだ。あの試合は我々がぶつけられまくったが、彼は何もしなかった。そして今回は故意だと判断し、間違いを犯した」と批判した。