敵地とはいえ、超満員のスタジアムには「17番」を着込んだ数多くのファンの姿があった。二刀流の歴史的活躍を続けたエンゼルス大谷翔平投手(27)の今季フィナーレを見届けようと、遠方からもファンが駆けつけた。

ポストシーズン進出がかかり3日連続で入場券完売となった球場のコンコースはマリナーズファンでごったがえしていたが、その中で「SHO TIME」と書いたボードを掲げながら歩くファンの姿も。試合開始直前には、大谷を近くでひと目見ようと、ビジターのダグアウト横に大谷ファンが集まった。

大谷の顔が無数にプリントされた顔Tシャツを着込んでいた米国人女性ファン2人組は「オオタニが大好き。ニュージャージーから彼を見るためにここに来たの」と、広い米大陸を横断し、はるばる駆けつけていた。