MLB公式サイトの記者であるレット・ボリンジャー氏が21日、エンゼルスの大谷翔平選手が今季記録した46本塁打から、ベスト5をピックアップ。1位に4月4日のホワイトソックス戦で放った2号ソロを選出した。

大谷はこの試合で初めて投打の“リアル二刀流”としてプレー。1回を無失点で終えると、その裏の打席で相手の初球を右中間へ運んだ。ボリンジャー氏はこの1発が「大谷の歴史的シーズンを予言するもの」だったとコメント。打球速度約185・4キロ、飛距離約137メートルの特大だったことにも言及し「スタットキャスト(MLB公式データシステム)が2015年に導入されて以来、エンゼルスで最高のハードヒットを飛ばした」と称えた。

2位は7月9日のマリナーズ戦で3回に挙げた33号ソロ。打球速度約188キロ、飛距離約141メートルと前者を上回る数字で、Tモバイルパークではそれまで6回しか記録されていない3階席への到達弾だった。ボリンジャー氏はこれが「大谷のとてつもないパワーを示す1発だった」と評価した。

3位は6月25日のレイズ戦で披露した24号ソロ。大谷はこの日「1番指名打者」として出場しており、これがキャリア初の先頭打者ホームランとなった。打球速度は約186・6キロで先頭打者弾としてはスタットキャスト導入以来、最高のハードヒットだったという。

4位は8月18日のタイガース戦で挙げた40号ソロ。二刀流で出場したこの日はキャリア最長の8回まで投げ、8三振を記録。8回に放った1発により今季メジャー最速で40の大台に乗った。

5位は5月16日のレッドソックス戦で決めた12号2ラン。ボリンジャー氏は、4位までと比べ特に強烈な1発というわけではないとしつつも、最終回2死の状況から試合をひっくり返した貴重なシーンだと選出理由を述べている。