ポスティング制度を利用してメジャー移籍を目指す広島鈴木誠也外野手(27)と各球団の交渉が、オンラインで行われることが22日(日本時間23日)、分かった。米球界関係者が明かしたもので、鈴木誠は日本から参加する。

23日(同24日)から本格的にスタート。現時点では、7球団前後が本格参戦するものとみられている。

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MLB機構が21日(日本時間22日)に、鈴木誠を全30球団に契約可能な選手として通達。交渉は解禁となった。直後から、これまで調査を進めてきた各球団が、この日正式に代理人として契約が発表となった「ワッサーマン・グループ」のジョエル・ウルフ氏と連絡を取り合い、順次、交渉の第1ラウンドを行うことが決定。日米間で時差があることもあり、1日に1~2球団ずつとなる見込みだが、全球団ともオンラインを通して交渉するため、鈴木誠も日本から参加する予定だ。

マリナーズ、レンジャーズ、カブス、パドレス、レイズ、メッツ、ドジャースなどが参戦するものとみられており、熱意を含めた「第一印象」が争奪戦を左右する可能性も十分。いずれの球団も日本市場には精通しており、今後は水面下で激しい駆け引きが繰り広げられそうだ。交渉期限は、米東部時間12月22日午後5時(同23日午前7時)。金銭などの条件面だけでなく、家族の居住環境を含め、どの球団のプレゼンテーションが鈴木誠の心をつかむのか-。侍ジャパンの4番を務めた大砲の争奪戦が、いよいよ幕を開ける。