米メディア「アスレチック」は15日、MLBと選手会の労使交渉が依然進んでおらず、金銭面に関する最重要課題においては来年1月まで交渉が持ち越される見込みだと報じた。

MLBは前回の労使協定が失効するまでに新協定で選手会と合意に至らず、今月2日にロックアウト突入。移籍市場が凍結し、広島の鈴木誠也外野手(27)やマリナーズFAの菊池雄星投手(30)ら未契約選手はロックアウトが終了するまで契約が不可能となった。

同記事によると、ロックアウト突入以降、MLBと選手会はいくつか話し合いの場を設けたが、ぜいたく税や年俸調停など、交渉が難航すると予想される項目に関しては協議していないという。その理由として、現時点で話し合いを行っても両者ともに主張を曲げず、合意に至るのは困難だからだという。来年2月のキャンプインが近づき、両サイドともに逼迫(ひっぱく)してくれば状況が変わる可能性はあると指摘しているが、ロックアウトの越年は免れられないようだ。