米スポーツメディア「ブリーチャー・レポート」が23日、2000年以降におけるトレードのうち「失敗に終わった10件」をランキング。ダルビッシュ有投手(現パドレス)のドジャース移籍を10位と結論づけた。

同メディアは「通常、メジャーでの『良くない』トレードとは、片方の球団が望みどおりの戦力を手にした一方で、相手側は何も手にできていない状態を言う。だが、両球団とも、望んでいたものを手に入れられなかった場合はどうだろう? それこそが『良くない』トレードだと再定義してみたらどうだろう」とし「両者とも結局無駄に終わった」トレードの中から10件を「今世紀最も失敗したトレード」としてランキング形式で紹介した。

レンジャーズは2017年7月31日にダルビッシュをドジャースへ放出し、見返りにウィリー・カルフーン外野手を含む3選手を手にした。同メディアは、ダルビッシュが新天地で登板した最初の6試合で防御率5・34と苦戦したものの、プレーオフまでには立て直し、地区シリーズと優勝決定シリーズでは好調だったとコメント。だが、ワールドシリーズ第3戦と7戦で計9失点し、10アウトしかとれなかったことを挙げ、アストロズのサイン盗みがあったとはいえ、ドジャースで彼ほど評価を落とした選手はいなかったと指摘した。

また、レンジャーズとしても、期待のカルフーンがケガを負い、マイナーで見せたような活躍を披露することができなかったとしている。