2021年のドラフトでメッツに全体10位指名されながら契約に至らなかったクマー・ロッカー投手(バンダービルト大)が、今季は独立リーグでプレーする可能性が浮上していることが分かった。

これはバンダービルト大のティム・コービン監督のコメントを米紙「USAトゥデー」などに寄稿しているアリア・ガーソン氏がSNSで伝えたもの。ロッカーはメッツと600万ドル(約6億9000万円)で基本合意に達していたが、メッツ側が身体検査で腕に懸念する点が見つかったと主張したことで8月の期限までに契約がまとまらなかった。

ガーソン氏によると、コービン監督はロッカーの去就について100%決まったわけではないとしつつ、独立リーグ行きが選択肢に挙がっていることを示唆。健康状態については「以前と変わらずよく見える」と問題ないとの認識を示したという。

ロッカーの代理人は、2018年ドラフト1巡目全体8位でブレーブスに指名されたが契約しなかったカーター・スチュワート投手(現ソフトバンク)のスコット・ボラス氏。そのためロッカーも海外のプロリーグ行きの可能性を以前に報じられていた。