ヤンキースなどで通算14年間プレーした元外野手のジェラルド・ウィリアムズ氏が、8日(日本時間9日)にがん闘病の末、55歳で死去した。同日、MLB公式サイトなどが報じた。ヤンキース時代の同僚デレク・ジーター氏(47=マーリンズCEO)は「チームメート、そして最大の親友の1人であるジェラルド・ウィリアムズが今朝、がんとの闘病の末に亡くなった。マイブラザー、安らかに眠れ。僕の心はリリアーナ夫人、そして家族とともにある」との声明を出した。

ニューオーリンズ出身のウィリアムズ氏は92年にヤンキースでデビュー。95年にはメジャー1年目のジーター氏とともにチームの14年ぶりのポストシーズン進出に貢献した。ブレーブス時代の99年にはワールドシリーズに出場し、古巣ヤンキースに敗退。その後デビルレイズ、マーリンズなどを経て、05年にメッツで引退した。メジャー14年で通算1168試合に出場し、打率2割5分5厘、780安打、85本塁打、365打点、106盗塁の成績を残した。