レンジャーズで5年連続オールスターに選ばれたジョシュ・ハミルトン元外野手(40)が22日(日本時間23日)、テキサス州フォートワースの裁判所で10代の娘にケガを負わせたとして罪を認めた。

同外野手は2019年9月30日、14歳だった娘の言葉に激高してものを投げつけるなどして逮捕された。娘は、親子げんかとなり謝ったが、父親から執拗(しつよう)に暴力をふるわれたと証言したという。

事件は20年の裁判では重罪で不起訴となったが、今回の裁判で司法取引の結果、軽罪を認める形で決着。裁判長は、執行猶予付きの保護観察処分と500ドル(約5万5000円)の罰金、裁判費用の負担、地域奉仕サービスの従事、養育とアンガーマネジメントの講習会参加などを命じ、飲酒の禁止、定期的な尿検査、娘との接近禁止も求めた。これらすべてに従えば、罪状は棄却するという。

ハミルトンは07年にレッズでデビューし、08年から12年までレンジャーズで活躍。その後2年間、エンゼルスでプレーした後、15年にレンジャーズで現役最終年を過ごした。現役時代から薬物とアルコール依存症の問題を抱えていたが、メジャー9年間で200本塁打、701打点をマークし、10年にはMVPに選出された。