古巣カージナルスに1年契約で復帰したアルバート・プホルス内野手(42)が28日、今季限りで引退することを会見で明らかにした。

「今季が最後。これが私のラストランだ」と明かし「野球を愛しているし情熱も持っている。このチームに戻り、キャリアをここで終わらせる機会を与えてもらえたことは、本当に特別だ」と話した。

28日に1年250万ドル(約3億円)で契約に合意したプホルスは、この日のオープン戦1回終了後に右翼側の通路からフィールドに入り、ベンチでチームメートと合流。見慣れたカージナルス「5番」の赤いユニホームでフィールドを歩く間、同僚たちもファンも立ち上がり、拍手を送った。

2001年にカージナルスでデビューし、その年に新人王を獲得。12年にエンゼルスに移籍するまで3度のMVPに輝き2度の世界一制覇に貢献した。これまでのメジャー21年間で通算2割9分7厘、679本塁打、2150打点をマークしている。