パドレスのダルビッシュ有投手(35)が、今季2勝目を挙げた。6回98球を投げて3失点。5回に打球が直撃するアクシデントはあったが、チームを勝利に導いた。初対決が期待されたパイレーツ筒香嘉智内野手(27)はスタメンを外れ、日本人対決は実現しなかった。

初回は先頭ギャメルを内野ゴロに仕留めるも、2番レイノルズに四球、3番ヘイズに右前打で1死一、三塁のピンチ。ボーゲルバック、カスティーヨに連続適時打を浴び、いきなり2点を失った。コントロールが定まらず、厳しい立ち上がりとなった。ここまで25球。

2回は1死から9番ナップに右前打を許したが、ギャメルを空振り三振に仕留めるなど後続を断ち、無失点。立ち直りの兆しを見せた。この回16球、ここまで41球。

味方に同点2ランが飛び出し迎えた3回、ダルビッシュも本来の投球を取り戻した。3番ヘイズを152キロ直球で見逃し三振、4番ボーゲルバックを右飛、5番カスティーヨを空振り三振。クリーンアップを3者凡退に斬ってとった。この回15球、ここまで56球。

4回、先頭のスウィンスキーに右前打を許すが、後続を封じた。この回わずか10球。ここまで66球。

5回表に味方が2点を奪い、4-2と勝ち越した。その裏、1番ギャメルの打球は左翼手がダイビングキャッチを試みるもわずかに及ばず、出塁を許した。1死二塁からヘイズのライナーが体に直撃するも、ダルビッシュは問題なしを強調した。2死二塁から続くボーゲルバックに適時打、5番カスティーヨにも中前打を打たれたが、6番スウィンスキーを内野ゴロに打ち取り、1失点にとどめた。ダルビッシュは今季2勝目の権利を得た。この回24球、ここまで90球。

6回表に味方が2点を追加。その裏、ダルビッシュは打者3人を中飛、空振り三振、左飛できっちりと抑えた。この回8球、ここまで98球。ダルビッシュはこの回限りで降板。試合はそのままパドレスが勝利した。

【スコア】30日のパイレーツ-パドレス戦>>